SlackUtils は Slack のためのユーティリティソフトウェアとなるChrome拡張機能である。 現在は主に下記の機能がある。
- 選択範囲をしたSlackのメッセージをSlackのMarkdown風記法1 2としてクリップボードにコピーする機能。コピーの際に引用記号つきでコピーすることも可能
- [目的] Slackの環境設定で「マークアップでメッセージを書式設定する」を「無効」(メッセージをリッチテキストで編集する最近のデフォルト設定)にしている場合、他のユーザのメッセージをコピーして、自身のメッセージ編集欄にペーストすると書式付きでペーストができる。しかし当該設定を「有効」(メッセージ編集時はSlackのMarkdown風記法で編集し、メッセージ送信後にリッチテキスト表示となる設定)にしている場合、書式なしのテキストとしてペーストされてしまう。 3 これは他のユーザのメッセージを引用する場合に不便なため、投稿されたメッセージのリッチテキストから元のメッセージをSlackのMarkdown風記法に変換してクリップボードにコピーを行えるようにしたものである。引用記号付きでコピーすることも可能である。
chrome ウェブストアからインストールする方法と、GitHubにあるコードからインストールする方法の2種類がある。 後者は開発者向けの方法のため、通常はchrome ウェブストアからインストールすること(インストールが簡単)。
[TBD] chrome ウェブストア にアクセスし、「Chromeに追加」ボタンをクリックする。
- https://github.com/sattoke/SlackUtils をgitでcloneするか、当該URLの「Code」ボタンをクリックすると出てくる「Download ZIP」でダウンロードし、ZIPを適当なところに展開する。
- Chromeのアドレスバーに
chrome://extensions/
と入力するか、Chromeのメニュー(ケバブメニュー)から、「設定」→「拡張機能」と選択することで拡張機能の管理画面を開く - 「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」ボタンをクリックし、出てくるダイアログでローカルにcloneまたはダウンロードして展開したSlackUtilsのフォルダ(manifest.jsonが含まれるフォルダ)を指定する。
- 正常にインストールされれば拡張機能の管理画面に「SlackUtils」が表示される。
現段階では初期設定は不要である。
- Slack上のメッセージをマウス等で範囲選択し、その選択部分を右クリックすると出てくる「SlackUtils」メニューのサブメニューから、「SlackのMarkdown風記法に変換してコピー」や「SlackのMarkdown風記法に変換してコピー(引用記号付き)」をクリックするとクリップボードにSlackのMarkdown風記法で選択したメッセージがコピーされる。
- アイコンは下記の icon rainbow の素材を使用。
Footnotes
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概ね Formatting text for app surfaces | Slack に記載のSlack API向け記法である mrkdwn (!= Markdown) と同等に見えるが、リンクの記法やリストのマーカーが微妙に異なるため mrkdwn でもないようで、特別な呼称はつけられていないようだ。またよく知られたMarkdown (CommonMarkやGFMなど) の記法とも割と異なるので、ここでは「SlackのMarkdown風記法」と呼称する。 ↩
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メッセージの書式設定を行う | Slack を参照。なお補足として、当該ページにはなぜか記載がないが、Slackの環境設定で「マークアップでメッセージを書式設定する」を「無効」(メッセージをリッチテキストで編集する最近のデフォルト設定)にした場合の利用方法を説明していると思われる メッセージの書式設定 | Slack に記載のあるOrdered listやBulleted listも実際には使える。 ↩
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メッセージの書式設定を行う | Slack にも「メッセージのコピーと貼り付けを行う時には、プレーンテキストとして表示されます。」と制限事項が記載されている。 ↩