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TidyUp for OPL

参考動画:https://youtu.be/sVmFMCnJf8s

Note 参考動画は完璧ではありません.RoboCupのルールによってタスク内容が異なる可能性があるので,あくまで参考程度にしてください. 気になる点や議論したい点などがありましたら,GitHubのIssuesにてご記入ください.

メインゴール(Main Goal)

このタスクでは,ロボットが散らかった部屋のお片付けをすることを想定している.事前に物体をどこに片付けるかが指定されているため,ロボットはその情報をもとに所定の場所に片付けていく.その後,別の部屋へ移動し,手を振っている(もしくは,手を上げている)人に,棚から事前に指定された物を提供していく.WRS(World Robot Summit)2020で行われた競技をRoboCup Japan Open @Home OPL用にアレンジした競技になっている.

制限時間:20分(タスク1:15分,タスク2:5分)

テクニカルフォーカス(Technical Focus)

このタスクは,既知環境での自律移動,物体認識,物体把持,タスクプランニングなどに焦点を当てている.

セットアップ(Settings)

  • ロケーション:家庭環境を模したアリーナ環境が用いられる.特に競技はリビングルームで行われる.アリーナ内は事前にマッピングすることが可能とする(既知環境).
  • スタートロケーション:ロボットは,アリーナの外からドアオープン(扉を開くこと)よりスタートする.
  • ゲスト:2人のゲストは椅子に座っており,そのうち手を挙げている1人がロボットから物体を受け取る.2人のゲストは各チームから選出してください.

シナリオ(Scenario)

スタートフェーズ(Starting Phase)

  1. 競技時間:競技時間は片付けフェーズ(タスク1)が15分,デリバリーフェーズ(タスク2)が5分の計20分間になる.
  2. 配置:レフェリーは,チームにロボットをスタート位置へ移動させるよう指示する.また,このときレフェリーの指示通りに,使用する物体を配置していく.配置する物体数は最大で10個です.
  3. スタート:レフェリーはスタートの合図を出し,タイマーをスタートさせる.同時にチームは最後の簡単なセットアップ(スタートボタンを押す等)を完了し,エリアを離れる.このとき,ボタンを2つ以上押すなど複雑なセットアップ手順の実施は認められません.
  4. ドアオープン:チームの1人はスタートの合図と同時にドアを開ける.このとき,ロボットはドアが開いたことを認識し,自律的にアリーナへ入場する.

タスク1:片付けフェーズ(Task 1: Tidy Up Phase)

  1. 競技時間片付けフェーズ(タスク1)の競技時間は15分間です.
  2. 片付け:ドアオープン後,ロボットはテーブル(Long Table B)の上に並べられた物体を全て片付けていく.家庭環境には,既知と未知の物体が混同して設置されている.それぞれの物体にはカテゴリがあり,それぞれで片付ける場所(Long Table A, Bin A, Bin B)が決まっている.これらは事前に指定されているので,ロボットはそれをもとに物体を片付けていく.

タスク2:デリバリーフェーズ(Task 2: Delivery Phase)

  1. 競技時間デリバリーフェーズ(タスク2)の競技時間は5分間です.
  2. ナビゲーション:ロボットは一方の部屋(Room 1: Living Room)からもう一方の部屋(Room 2: Dining Room)へ移動する.このとき,ロボットの移動を妨げるようなダミ物体を3個設置するので,ロボットはこれらと接触しないように移動を行っていく.
  3. デリバリー:ロボットは,棚に並ぶ物体から事前に指示された物体を見つけて把持する.把持した物体は,イスに座っている人のうち,手を振っている(もしくは手を上げている)人に渡する.
  4. ゴール:ロボットが人に物体を渡した時点で,タスク終了になる.

Note デリバリー物体は既知物体(事前公開)とする.また,事前に指定された物体の隣に,未知物体や対象でない物体を配置する可能性があるので,ご注意ください.

使用物体(Objects to manipulate)

Tidy Up for OPLのタスクで使用される物体については,一般規定(General Rules & Regulations)の物体(Objects)という項目をご確認ください.

物体種類の割合(Proportion of the objects)

  • 既知物体 (事前公開)| 公開:9個 → 競技:6個
  • 既知物体 (直前公開)| 公開:3個 → 競技:3個
  • 未知物体 (当日公開)| 公開:0個 → 競技:1個
  • ダミ物体 (直前公開)| 公開:1個 → 競技:3個(1種類のみ)

Note 既知物体 (事前公開)と未知物体以外の物体は,運営側が用意し,それぞれのチームにSetup Dayのときに配布する.

Warning 全チームの初トライアルを終えた後,元の未知物体を別の未知物体に変える.

物体カテゴリーごと配置場所(Object Category and placement goal)

物体カテゴリーごとの配置場所については以下の通りです.


デウス・エクス・マキナ(Deus ex Machina)

本タスクでは,次のデウス・エクス・マキナが採用される.デウス・エクス・マキナでは該当アクションの点数は入らないが,より簡単な手法で部分的なタスクをスキップし,全体的なタスクを継続することができる.

Action Bypassing
物体数の調整
  • 配置する物体の数を任意の数に減らす
  • 既知物体の中でどの物体を減らすかはチームで選択することを可能とする
物体の把持
  • ロボットが指示した物体を,レフェリーがロボットに持たせる(あるいは特定の場所に置く
  • このとき,ロボットは物体の位置と名前,指示などを正確に伝える必要がある
物体の設置
  • レフェリーがロボットの持っている(あるいは特定の場所にある)物体を,ロボットの指示した場所に設置する
  • このとき,ロボットは物体の配置位置と名前,指示などを正確に伝える必要がある
物体の受け渡し
  • ゲストがロボットの持っている(あるいは特定の場所にある)物体を,ロボットから渡されることなく受け取る
  • このとき,ロボットは対象ゲストの位置と物体の名前,指示などを正確に伝える必要がある

スコアシート(Score Sheet)

Action Score
タスク1:片付けフェーズ
物体を片付ける
  • 物体を把持する(10点/1個)
  • 物体を運搬し,設置・収納する(10点/1個)
  • 物体を正しい場所に設置・収納する(15点/1個)
10 × 10
10 × 10
10 × 15
タスク2:デリバリーフェーズ
障害物に衝突することなく`Room 2: Dining Room`に入る 30
物体を提供する
  • 棚からフードアイテムを把持する
  • 棚から指示されたフードアイテムを把持する
  • 人に物体を渡す
  • 手を挙げている人を検出し,物体を渡す
30
30
30
30
ペナルティ
不参加(無断) -500
合計(ボーナスタスクを含む) 500

スコアシートRCJ2023 OPL Tidy Up Score Sheet v1

運営(EC)による指示(Instructions from the Executive Committee(EC))

  • 準備(競技の数日~数週間前)
    • 既知(直前公開)と未知物体を選択し,購入する.
  • アナウンス(競技の30分前から)
    • 物体の初期設置場所を選択し,アナウンスする.
    • 未知物体を指定し,アナウンスする.

レフェリー(TC)の動き(Role of the Referee(TC))

  • 競技開始30分前に集まり,説明を受け,スコアシートを受け取る.
  • シナリオに記載のレフェリーとして行動する.
  • 競技を採点する.
  • 他のTCと採点内容を確認し合う.
  • スコアシートを提出する.

Note TCは各チームから数名選出され,他チームの競技において以下を行ってもらう.詳細については,一般規定の採点方法をご確認ください.