リビングにいる3名のゲストを見つけて、名前とその人の特徴(年齢、性別、服の色など)をオペレーターに伝える。
このタスクでは,人とロボットとのインタラクション、人検出、人認識、見た目の特徴認識、またこれらのシステム統合に焦点を当てています.
- ロケーション:家庭環境を模したアリーナ環境が用いられます.競技はアリーナの中で行われます.
- スタート位置: ロボットは,ダイニングルームの指定された位置からスタートします.
- オペレータの方向を向いてスタートする必要はありません
- 時間:セットアップ5分,競技時間7分
- ゲスト:各チーム2人以上を連れてくる.運営が1人準備します.
今回使用する環境は以下の通りです.
※入口にドアはありません
※ゲストの位置はランダムに入れ替わります(下図のゲストの位置は一例です)
以下の流れを3人分繰り返す(3人目はボーナス)
- 移動してゲストを見つける
- 顔のBoundingBoxなど証拠の提示が必要
- ゲストの位置へ移動
- 人とロボットの距離が1.5m以内でゲストの位置に移動できたことが認められる
- オペレータの位置に戻る
- ゲストの位置を提供
- ゲストが立っていた位置で一番近い家具を報告する
- ゲストの名前を提供
- 使用する名前はこちら
- ゲストの特徴1を提供
- ゲストの特徴2を提供
※一人ずつ実施する(毎回オペレータの位置に戻る.複数人の認識をまとめて実施するのは不可)
※特徴の取得は、画像認識のみ(音声は不可)
※大会側(OC)でゲストを1名用意する
基本的にルールは世界大会に準拠していますが,RCJ2023のみで適用するローカルルールがあります.
- 競技時間は7分
- 人との距離は1.5m以内
- 特徴の取得は画像認識のみ(音声は不可)
- 人の検出は顔のBounding Boxなどの証拠の提示が必要
- 複数人の認識をまとめてするのは不可
- 3人が同じ特徴でなければ認める(絞り込みができれば良い)
- 競技内で1人1回のみ特徴を使うことが可能
TLMで議論し決定されたもののみになります.
今回決定した特徴は以下のとおりです.
以下の項目の中の特徴であれば,どれを使用しても大丈夫です.
各チームが使用する特徴の最終決定は前日のTLMで行います.
- 年齢
- 性別
- 眼鏡の有無
- 髪の色
- 服の色(上下は別項目)
- 服の柄
- 服装の種類
- 身長
- 髪の長さ(長いor短い)
- 帽子の有無
- マスクの有無
本競技では,次のデウスエクスマキナが採用されます.
デウスエクスマキナでは減点されますが,より簡単な手法でアクションをスキップし,
タスクを継続することができます.
Action | Bypassing |
---|---|
ゲストの検出 |
|
ゲストの検出 |
|
ゲストの位置取得 |
|
このタスクでは,2回のトライアルの内,最高得点のみがスコアとして記録されます.
Action | Score |
---|---|
メインゴール(2人分) | |
ゲストの検出 | 40×2 |
ゲストの前に移動する | 10×2 |
オペレータの前に戻ってくる | 10×2 |
正確なゲストの位置を報告する | 40×2 |
正確なゲストの名前を報告する | 50×2 |
正確なゲストの特徴(1つ目)を報告する | 50×2 |
正確なゲストの特徴(2つ目)を報告する | 50×2 |
ボーナス(3人目) | |
ゲストの検出 | 50 |
ゲストの前に移動する | 25 |
オペレータの前に戻ってくる | 25 |
正確なゲストの位置を報告する | 50 |
正確なゲストの名前を報告する | 50 |
正確なゲストの特徴(1つ目)を報告する | 100 |
正確なゲストの特徴(2つ目)を報告する | 100 |
デウスエクスマキナ | |
ゲストがロボットに見つけてもらうために手を振る | -75 |
人がロボットに近づく | -75 |
ゲストがどこにいるかをロボットに教える | -150 |
ペナルティ | |
不参加(無断) | -500 |
合計(ボーナスタスクを含む) | 900 |
- 前日のTLM
- 各チームが使用する特徴の確認
- 競技開始直前
- ゲスト全員の位置と名前を割り当てる
- スキップする項目の有無をチームへ確認する
- ゲストについて
- 各チーム2人以上のゲストを連れてくる必要があります
- 採点者について
- 各チーム1人の採点者を出して頂きます.詳しくは前日のTLMで確認します